■問題を見つけるには?


日々の生産、調整・出荷業務に追われるなかで、改善に費やせる時間はそう多くはない。

改善を進める上でも、やはり生産性が重要である。真の問題を発見し、改善に取り組むことが近道になる。


「問題の見方・考え方」のところで、「問題には、発生型の問題と設定型の問題がある。」「問題は、期待水準もしくはあるべき姿と現状のギャップとして認識する。」「経営への影響度が大きい対象を問題として選定することがポイントとなる。」と解説している。

 

農業を営んでいれば、問題は様々あると思われるが、それらのなかから、解決できた暁には、収益への改善効果が大きい問題、設定したKGIなどの目標達成に大きく貢献する問題を見つめることこそが重要である。

”比較”から問題を見つける

真の問題を見つける定石は、比較してみることにある。

 

2作・3作行う栽培の場合には季節別に生産性が違うこともあるし、施設栽培でも露地栽培でも1ヶ月以上に渡って定植・栽培・収穫・調整・出荷などの作業がある場合に月次で差が生じることもあるし、定植・出荷などの一人当たりパフォーマンスが午前と午後で違う場合もあるかもしれない。

 

これら時間軸での比較もあれば、エリア別・圃場別など場所での比較、チーム別・個人別など作業者による比較、作物別・商品別など作業対象での比較、プロセス別・方法別・原因別などの作業内容などによる比較もある。

 

まずは、これら比較因子毎に作業量や出来高などの結果データがどのように変わってくるか、バラツキ(差異)が大きな因子を抽出する。できるだけデータでの見極めが良いが、データがなければこれまでの経験知から抽出しても良い。ここでは月次での差異、圃場別の差異、作業者として個人別の差異、そして作業プロセス別の差異に着目している。

”マトリックス”で要因を探る

その上で、上図のように、着目した因子を横軸・縦軸の双方に取りマトリックスにしてみる。マトリックスにし、2つの因子の相互関係を検討するのも、また真の問題を見つけるための定石のひとつである。

 

ここでは、「個人別×プロセス別」に着目した「労働生産性」と「圃場別×プロセス別」に着目した「収量生産性」に問題があると見立て、それぞれ実績データを書き入れている。 

 

このように見える化することで、生産性に大きく影響している因子が見えてくる。真の問題を見つけるには、このように影響が大きいと思われる因子のマトリックスに実績データを書き入れた分析表をいくつも作ってみることである。

 

この場合には、作業者cの各プロセスと作業者bの収穫の労働生産性、C圃場の栽培管理と収穫の収量生産性が低く、作業者による労働生産性とC圃場の収量生産性に真の問題があると見極め、更に詳細な分析・検討を進め解決していくべき改善対象としている。


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