■問題を解決するには?


問題を見つけ、さてどう改善を進めるか?となったときに、よくありがちなのは、問題から解決策へと一足飛びに飛んでしまうことである。

 

これまでの経験から、こうやればいい、これしかない・・・と決め付けてしまいがちである。問題を引き起こしている現状の分析や要因の掘下げが不十分なことが多い。


例え感覚的には分かっていることでも、一旦は、日報を整理し直して分析したり、作業を改めて動画に撮って分析したり、それらをグラフにして因果関係を調べたりと、いくつもの方向から分析して、あり得る要因を広く出し切ることが重要である。

 

そしてこれらの現状分析から導き出された問題発生の要因を、上図のように2段・3段の体系的なツリーに整理し、要因の全体像を俯瞰して見えるようにしていくと、解決すべき重要な要因(=主要因)が見えてくる。

 

 

例えば、1段目の要因は「作業者によるバラつき」とか「圃場によるバラつき」であったものが、2段目では「限度見本が曖昧」とか「圃場毎に温度調整のやり方が異なる」など、より具体的で、且つ目標達成に直接影響するような要因を浮き上がらせ整理していく。

 

主要因が見えてきたら、次はその主要因の解決を図る改善案(=対策方向)を決定するのであるが、ここでも対策案を広く出し切ることが重要である。前述のように、対策方法を安易に決め付けずに、広い視野と柔軟な発想で案をいくつも出し、それを絞り込んでいく思考プロセスを採る。これが問題を解決する上での定石である。

 

一旦は大きく、例えば、「作業方法・手順の見直し」「作業分担・配置の変更」「標準類(マニュアル・限度見本など)の整備」など大きな観点・表現で改善の方向性を考え、位置づけてみる。

 

その上で、大きな観点・表現で捕らえた改善方向性それぞれに対して、具体的な改善案(=対策方向)のアイデアをいくつも出し、図のように整理してみる。

 

そして最後に、それらを評価する。効果が大きく、発生する費用・工数が現実的で、且つ実現可能性も高い対策方向を選定していくのである。多くのアイデアによる改善案(=対策方向)を客観的に絞込み、評価の高い案だけを残して、そこに集中して実行するのである。

 

実行計画に記入する改善案(=対策方向)は、このように勘と経験によらずに、各種の分析と発想、体系的な整理、客観的な評価により、選択していく思考プロセスが、問題を解決するポイントである。


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