情報システムを活用したい


農業では、いろんな情報を管理し経営している。手書きの情報や口伝えでは、非効率であったり、ミスを誘発するリスクもある。また、事業規模が拡大し管理が複雑化する状況では、情報システムを活用することが有益である。

 

最近では、営農管理の情報システムも多数開発され、事業特性にマッチしたシステムを活用して改善活動を推進し、効果的・効率的な経営をしている生産者も多い。


情報をつなげる

栽培記録や作業記録などを管理する営農管理システムを活用して、情報を管理すると、過去データと現状を比較したり、作付・栽培情報と販売情報を組合せて出荷予測につなげたり、社員間で作業進捗や生育状況を共有することが可能になる。

 

従来は、過去の栽培記録を記入したノートをめくり同時期にどんな作業をしていたか?とか生産性や収量を比較することに時間を割いていたが、営農管理システムを活用すると、比較的簡単にデータを参照でき、分析の業務などを効率化できる。

 

また、圃場環境管理システムの情報と営農管理システムの栽培記録を組み合わせて活用することで、成果を創出することができる。例えば、収量データ、環境データと栽培データを組合せて分析することで、(経験値での)適期に作業した圃場と遅れて作業した圃場で収量差異が発生した場合、累積温度や湿度など、環境情報を活用することで科学的根拠にもとづく適期を定義でき、栽培技術を確立できたケースなどがある。栽培技術を確立し作業標準化を図れると、規模が拡大しても安定して収益を確保できるようになる。

 

その他にも、販売先と直接契約している場合、販売予定に対して出荷予測を提出する際、現状の圃場の生育状況をシステムで確認することで、経営者が午前中かかっていた業務を30分に短縮したなど、外部との情報連携により業務効率化や信頼獲得につなげているケースもある。

 

見える化で改善を促進

情報システムの導入により、データを活用することで改善活動は促進される。

 

例えば、作業記録と出荷量や作業面積のデータから、作業生産性を算出し、前月や前年と比較することで、改善目標の達成状況などを確認することができ、改善を推進している担当者や従業員の動機づけにつなげている農業経営者がいる。

 

また、改善検討する際に、圃場別の収量生産性の差異を発見し、要因を栽培記録や生育記録から分析し、どのタイミングで何の作業をすべきか?どんな気づきを持って作業すべきか?何を管理者に報告すべきか?などの問題発見と改善策立案に活用するケースもある。

 

このように、システムは導入コストと維持運用コストがかかるが、きちんと活用することで、経営成果につなげているケースも多い。今後は、経営者が目的をもって、適正なシステムを選択し、導入することで、成果につなげることが求められる。何のシステムを選択し、どのように活用するか?は、経営の肝となると想定する。

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